小規模オフィス向きでも1~2ベイ型――秋葉原で売れているNASキットの傾向

伴い、RAIDも1/0(ミラーリング、ストライピング)が当たり前となっており、4台以上の場合もRAOD 10(ミラーリング+ストライピング)が中心。かつて人気を集めたRAID 5/6は相談の俎上に載ることも減ったという話を方々で聞く。

街の売れ筋ナンバーワンは「DISKSTATION DS218J」

「DISKSTATION DS218J」
TSUKUMO eX.に並ぶSynology「DISKSTATION DS218J」

そうした動きを踏まえて、最近売れているNASキットを尋ねたところ、複数のショップが一番人気に挙げたのが、Synologyの「DISKSTATION DS218J」だった。GigabitLANで接続する2ベイタイプのキットで、拡張用にUSB 3.0端子を2基備える。取材時の税込み価格は2万2000円前後だ。

TSUKKUMO eX.は「元々個人ユーザー向けの定番シリーズです。信頼性の高いメーカーながら割安で、NASキットの入門機的な存在ですね。3~4TB HDDが主流になってきて、SOHOや法人向けの人気も伸びているように思います」という。

「TS-231P」
同じくQNAP「TS-231P」

対抗馬としては、QNAPの「TS-231P」が挙げられる。同じ2ベイタイプで、GigabitLANを2系統備える。USB 3.0端子は3基ある。取材時の税込み価格は2万6000円前後だった。

「QNAPの個人向けモデルで、やはり入門機的な売れ方をしています。ユーザーインターフェイスに定評があって、無償でクラウド機能などを追加できる点を気に入って購入する人も少なくないです」(同店)

ライトユース向けの定番機種が法人個人で共通しているのは、ユーザーとしてもメンテナンスする立場からしても楽かもしれない。

 古田雄介
 フリー記者/一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー理事
 デジタル遺品の現状を追う記者。著書に『ここが知りたい! デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)などがある。2016年8月にデジタル遺品研究会ルクシーを共同設立して理事に就任。

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