【アスキー編集部】第184回 値段同じでペン対応! 旧型からの買い換え頃? 『新型iPad』

アップルは3月27日に教育市場をテーマにした発表会を米シカゴで開催し、その中でペン入力に対応した新型iPad(第6世代)を発表しました。

昨年リリースされたiPad(第5世代)は、上位モデルの「iPad Pro」が登場する中で、税抜3万円台からと比較的価格を抑えたモデルとして話題になりました。新型iPadでは価格に加えて(Wi-Fiモデルが税抜3万7800円~、Wi-Fi+Cellularモデルが税抜5万2800円)、9.7型液晶を搭載する本体サイズやデザイン、カメラなどの主要機能は従来モデルから基本的に共通でありながら、CPUがA10(+M10)に進化するとともに、iPad Pro登場時の最大のアピールポイントであったApple Pencilによるペン操作に新たに対応しました。

Apple Pencil自体も、iPad Proと共通のもので筆圧検知などの機能に対応します。一方で性能面ではiPad Proと同等になったわけではありません。iPad ProのCPUであるA10X Fusionは名称こそ似ていますが、処理性能的にはずっと上ですし、ディスプレーもiPad ProにはProMotionと呼ばれるスムーズなスクロールを実現する液晶を搭載します。また、一体型キーボードのSmart Keyboardも新型iPadには用意されません。

このように製品自体はしっかり差別化されているとは言え、待望のペン対応で、イラストを描いたり、仕事書類への書き込みなど、タブレットらしい利用シーンが加わることが実に魅力的です。それが比較的安価で入手できることを考えると、数年前の旧型iPadからの買い換えには最適なタイミングと言えそうです。

アスキー編集部/ASCII.jp 提供

特定非営利活動法人 IT整備士協会