【アスキー編集部】第181回 途切れずどこでも仕事が可能 『LTE内蔵ノートパソコンの使い方』

近頃のモバイル向けのノートパソコンのトレンドに、LTEでのモバイル通信に対応する内蔵モジュールの追加が可能な機種が増えているという点があります。

外出先でノートパソコンをインターネットに接続するための手段は、公衆Wi-Fiかスマートフォンのテザリング機能を利用するのが一般的です。ただ、公衆Wi-Fiは多くのカフェなどで利用可能ですが、常に必ず使えるわけではありませんし、セキュリティー面に不安もあります。スマートフォンのテザリング機能は、スマートフォン側でも操作をしなければならないのが多少面倒なのと、スマートフォンのバッテリーが切れてしまっては、いざというときの通話やメールチェックもできなくなってしまうので、さらにモバイルバッテリーなどを併用する必要があるのが難点と言えます。

その点、ノートパソコンに内蔵された通信モジュールであれば、バッテリーの残量確認は一元化できますし、そもそも最近のモバイル向けのノートパソコンは10時間以上の長時間動作が可能な製品が多く、バッテリーへの不安が小さいです。またWindows 10では、モバイル通信用のモジュールに対応しており、APNやID、パスワードなど接続に必要な設定を標準で可能なほか、Wi-Fiが繋がらない場所では自動的にモバイル通信に切り替えるなどの動作が自動的にできるようになっています。

現在のLTEであれば10Mbps以上の速度も一般的なので、快適にネットが利用できますし、移動状態にも強いので、新幹線や地下鉄に乗っていても利用できます。こうした点では公衆Wi-Fiに比べて明白にメリットがあり、料金こそ相応にかかりますが、いつでもどこでもちょっとした空き時間にノートパソコンを開いて、サッと作業をしたり、メールの返信ができ、仕事に役立つ存在と言えます。

モバイル通信を利用するには、モジュールが内蔵されたパソコンだけでなく、当然ながら通信キャリアと契約する必要があります。格安SIMであれば、月3GBで月1000円程度と比較的安価で使いやすいですが、混雑時間帯(12時台や夜など)は通信速度が1Mbpsを切ることもあり、スマートフォンならばともかく、PCに繋いで利用するにはやや物足りない場面も多いかもしれません。逆に主要キャリアの場合は、通信速度は高速ですが、料金はかなり高くなります。この点はユーザーの使い方次第で判断するほかありません。

なお、ノートパソコンの通信モジュールはSIMフリースマートフォンと同じく、動作するSIMが限定されないのが一般的ですが、対応する周波数によっては実際に接続できるキャリアに制限を持つケースもあるため、その点はあらかじめ確認しておきましょう。

アスキー編集部/ASCII.jp 提供

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